いろんな国の日々のこと
by picnic_marin
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みぞろけ まりん

イラストレーター。現在東京の端っこでシェアハウスに暮らしています。主なブログ内容は、料理、海外旅行記など。

特技 パントマイム
趣味 日舞。

詳しくはプロフィール



過去ブログの主な内容

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暮らし、個展、パントマイム、チェコ旅行記

【2010年】
一年間フランスに滞在、後半はNY、南米、タイ旅行

【2011年】
アメリカ・タイ・ベトナム・フランスなど、暮らし、料理、パントマイム

【2012年】
トルコ・カナダ・NYへ パントマイム、日舞、料理など

【2013年】
京都、チェコ・フランス・ドイツ旅行、暮らし

【2014年】
料理など

【2015年】
サムイ島、台湾、料理

【2016年】


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フランスに行った理由
今日はフランスに行こうと思った最初の理由
帰国して東京に住むことにした理由を

かきたいと思います


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このブログは、自分の日々のメモのようなブログなので
細かいことはあんまり書いてないのね

この前会った友達に

「まりんのブログは、はっきりしなくて読み続けてきた人としては
今のままではなんだか納得がいかないから、
まとめみたいのを、ちゃんと書いた方がいい!」

と言われたので、
あ?そうなの?そっか、書こうかなと思ったわけです


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フランスに行った理由は


ボザールに入るのが21歳からの夢で
フランスのボザールに入学するために行きました

(※ボザール=フランス国立美術学校のこと、以下ボザールと書きます)


しかし
この夢自体、かなり漠然としていて


「ボザールに入学する」

というのが目的で

じゃ、入学してその後、どうするの?
何科に行きたいのか?とか

そういう大事な問題を

フランスに行くまで
ただお金を貯めることや、フランスにとにかく行くことだけに集中して
あまり考えていませんでした


今考えたら

「フランスに行ったら自分は変われるからなんとかなるだろう」

とか
なんとも人任せな、甘ったれた期待を持って
いたのは恥ずかしながら本当です


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フランスに滞在しはじめてからは
まずフランス語の発音の想像以上の難しさ
こんなにも伝わらないものなのか、と

すごい苦しみました


フランス語というのは
外国語になじみのない島国の日本人にとって
そう簡単に話せるものではありません

フランスに来たからといって突然、話せるようにならないのです


階段を登るように一段一段にゆっくりと
登り続けることが大事だと実感しました


最初は自分と周りの生徒を比べてしまって
覚えの悪い自分のことを責めてばかりいましたが


人と比べても何も生まれない
階段は自分のぺースで登ればいいんだ
という考えを持つようになりました


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苦しい中でも、夢があったので大丈夫でした

この時期、自分の目標というのは
本当に大事だと実感しました

こうなりたい、とか目標や夢がなくて生きている人は
毎日、何を考えて
どうやって生きていくのだろう?とも思いました

辛い時、語学をやっていて
こんなに大変な思いをして、言葉を覚えるのは何のため?
私はいつもその思考パターンになって考えてしまうので
目標がなければ、すぐいやになっていたと思います




私達は海外ではもちろん外国人なので
初めて会うひとには必ず

「なんでフランスにきたの?」と
挨拶のように聞かれることになります

なので毎回言ってました

「ボザールに入りたくてフランスに来ました」

そんな感じなので
ボザールに入るための情報が自然と
いろいろ、入ってきました


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大きかったのはアヌシーでエションジュ(語学を教え合う)をした
ヴィジニとの話
彼女はアヌシーのボザールの卒業生で
就職できなくて困っているところだった




もう1人

私がフランスに行っている一年間
私の早稲田アパートにそのまま住んでたマリーちゃん
マリーは日本の美術学校へ入りたいひとで
同時にフランスの美大に関しても詳しかった


あと、アヌシーで学校が一緒だった、日本人のさほり
彼女はまさにその年にボザールの受験をする人だったので
いろいろ教えてくれた



いろいろ人に聞くだけでなくて
実際、学校をみに行かないとだめだろう、と思って

フランスに住んでいる間に、3校のボザールを観に行きました
一校はエクスポディション(文化祭)をやっている時期に行って
もう一校は入学説明みたいな時にいきました



学校によってかなり差はあると思うけど

東京にある美大と比べてしまうと
モチベーションが低いと感じました
作品に対するエネルギーがない

多摩美とか武蔵美、芸大、のほうが
よっぽど完成度が高いと思えたのです



エションジュのヴィジニや、早稲田にいるマリーは

フランスの美大は私立がとても良いよ、と言っていた

国立のボザールは学費が安いけど
設備とか整ってないし、
先生も合う合わないあるけど、そこまでよくないと思う、って

聞いてはいたのだけど
作品を観て
ここまでレベルが低いのか…?と 正直に思ってしまいました




その上、一番大きかったのは

自分の行きたかった科があるボザールは
(ボザールというのはたくさんあって各県にある)
年齢制限があるとわかった

入学時の年齢が27歳未満だったので
私はアウトだった

それは本当なのかどうか
フランス人のヴィジニに直接学校のデスクに電話してもらい
確認してもらった

しかし残念なことに、それは確かだった



ヴィジニが言うには
まりんみたいにやりたい科目が決まっているなら
私立がいいと思うよ、年齢制限もないし
と、薦められた


しかし私立のパンフレットを資料請求して
学費を見てみると
日本の美大と同じ、あるいはもっと高くてびっくりした

フランスは国立美大の学費が安いから入りたいと思ったので
お金がもっとあったら私立の美大にいきたかったけど

しかし現実的に無理なので
私立の美大は諦めました





ボザールへ見学に行った時

心臓がバクバクと緊張しながらも
自分のポートフォリオを、ボザールの先生に見てもらうよう
お願いをした


いろいろあって8人くらいの先生に見てもらいました

フランス人は日本人のように建前がないので
入学する人、しない人、など関係なく
個人のアーティストとして見てくれるので嬉しかった


「絵はしっかり描けているし、色がきれいでとても良いですね。
あなたは日本で美術学校へ既に行ったのでしょう?このくらい描けるのなら
また一から入学する必要ないでしょう?

なんのために美大に入りたいの?」



と、言って頂きました
大変ありがたいことです


そう、
なんで私はフランスの美大に入りたいの?


そこだった
深く掘り下げてよく考えてみると


私は専門学校卒で
頭の良い大学に行っているひとはとてもうらやましかった
同時にコンプレックスもあったので

「わたしも大学にいきたい」

というのが自分の中ですごく強い
だから、美大に入りたい

フランスの美大に入れたらかっこいいな…
なにしろ学費が安いしな

理由というのは、結局そんなんで
恥ずかしい限りだ

自分の上につくタイトルが欲しいだけ
本当に、中身がないというか
外見しか大事にできていなかった自分が
なんてちっぽけなんだろう、と
本当の意味で気がついた瞬間でした


絵を上達させるために
もっとデッサンとか勉強したいなら

日本の短期間のデッサンスクールに行ったりすればいいし
方法なんていくらでもあります


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ボザールに通っている日本人にも出会う機会があって
何人か話を聞く機会もありました


会った人、たまたまかもしれないですが
なんのためにボザールに入ったのか
目標を失っている人、精神的にきている人が多い気がしました


お金の面での苦労が、とても大きいと思います


自分で貯めたお金できている人
親のお金できている人


いろいろあると思いますが

ボザールは学費が超安いとはいえ(年間10万以下)
家賃、生活費が3〜5年分かかります
アロカシオンがおりても相当な額です

ただ出て行くだけ出費で、お金を切り崩していく生活


前の日記で書いたように
アルバイトというのはフランスに存在しないので(やっても違法)
おこずかいも稼げません

入ってくるお金がない
生産性のない生活というのは
想像を超えるストレスがあります

それが何年も続くわけです


自分はこのお金を使った分だけ、ちゃんと吸収できているのか?と
自問自答の毎日
プラスに考えないと、やってられないと思います

(でも、親扶養で来ている若い学生さんはストレスとか
たぶん大丈夫だと思う)


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フランスのボザール(というか大学全体的)は
日本の大学よりバカンス(休校の日)がすごい多いです

その間など、気分転換に旅行に行ったり、帰国できたら良いのだけど
お金があまりないので
ずっと部屋にいて精神的に暗くなってしまったり



自分の分野ではないやりたくない美術の勉強
美術史や、すべてフランス語での課題のレポート
すごい数のデッサン(とても大事だと思うけど)の課題


とこんな感じで
学校に行っていて楽しい!と言っている人には
残念ながら、出会いませんでした





いろんな理由が重なり
フランス美大に入る理由が私の中からどんどん
なくなったわけです



物事はできない理由を探すのではなくて
まずやってみて考える!

というのを、私は大事にしてたけど


今回ばかりはやってみて、やっぱりいやだった!なんて
ものすごくお金と時間がかかることなので
慎重になってしまい、できなかった


正直いろいろとショックで
目標がなくなってから、フランスですこし落ち込みましたが


とにかく今年はバカンスをたのしもう、と思って
できるようになった少しのフランス語を使って
大好きなフランスを存分に楽しみました


近くのいろんな国も行きました

いろんなものを観て、とにかく日本との文化の違いに感動しました
もっと観たい、吸収したいと思いました


「私は美大にいかなければならない、きっと汗のにじむような努力しなくては
たのしい人生なんてない」

という自分でつくった縛りから、もっと自由になっていい、と
解放されるような気分で、どんどん自分は明るくなりました


語学に対する苦しみも
「なんでできないの私」という風に重く考えず
もっとフランス語を楽しもう、と前向きになって上達したのも
この辺りからです


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旅先で会った友達とすごく仲良くなり
その友達の田舎の家に
最後は居させてもらうことになりました

私のフランス生活の最後は田舎にいました
田舎での生活はほんとに気持ちがよかった


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お世話になったマダム、テレーズ


今年は、本当にひとの出会いの大切さ
よくわかりました




そんな感じで、帰国


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これから東京を拠点としてスタートする
新しい気持ちです


お楽しみに(^^)




いつもコメントありがとうございます
コメントは、いろいろ考えて承認制に変えました

あと返信する時間がいつもなくて
けっきょく、毎回毎回たまってしまい
コメントを出来ていない時が多いです、それは本当にごめんなさい



しかし温かいみなさんのコメント
正直、とても嬉しいので
遠慮なくかいて頂ければ、と思っています




文にうまくまとめるのが下手で
なんだかそうとう長くなってしまいましたが


来年も、まりんの暮らしの手帖を
どうぞ宜しくお願いします



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にっこり笑うとえなり君似のまりんちゃんでした
by picnic_marin | 2010-12-28 15:18 | 2011 東京 | Comments(10)
Commented by Saksa at 2010-12-28 22:24 x
すてきですね!
今度は東京で頑張って下さいっ
Commented by るり at 2010-12-29 12:05 x
こんにちは、まりんさん。
共感できる想いや考えがあって、うんうんとうなずきながら
読ませて頂きました。ブログを通して、「まりんさん」という
人に魅かれたこと、知れたことをとてもうれしく思っています。
その人の内の部分を知る事が出来るって、すごく刺激になります。来年も、楽しみにしていますね♪
Commented by picnic_marin at 2010-12-29 20:24
Saksaさん
ありがとうございます、東京もたのしいです♪
どこにいても、自分しだいでいくらでも楽しめますね(^^)
Commented by picnic_marin at 2010-12-29 20:29
るりさん
あぁ、そうなんですね!
書きすぎ?と思ったけど、ちゃんと読んでるひとがいるんだなあ、て思って嬉しいです!
るりさんのために書いてよかった!とおもいました!
Commented by bb at 2010-12-30 22:53 x
来年二月末にフランスへ行く予定をしています。
就労ビザの申請手続きをしていますが、下りなかった場合は、
一年目は学生ビザで渡仏予定です。

まりんさんのブログ、色々と考えさせられました。
ブログから、まりんさんの率直な葛藤や、頑張りを感じる事ができ、時には涙しちゃった事も…

まっすぐで素敵なフランス生活のブログをありがとうございました。

これからも、まりんさんらしい、キラキラしたブログを楽しみにしています。
Commented by picnic_marin at 2010-12-31 23:43
bbさん
就労ビザの手続きはたいへんみたいですね…話にきいたことあるだけですが、あきらめずに頑張ってくださいね!
わたしもフランスに行く日本人の誰かの参考に少しでもなっているのなら、大変ありがたいことです。わあ、このブログで涙?強く共感して頂ける部分があったのですね。どの辺の日記で?(^^;)嬉しいですね、びっくり。フランス大変ですが、誰にもわからないところでじ〜んとフランスに感動する部分、たくさんあります(^^)たのしみですね*
Commented by えりか at 2011-01-02 22:15 x
少し前からこのブログを見させていただいています。
ご自分の気持ちの表現の仕方が率直で、ちょうど私が考えていることと
リンクしていたりして、心の中で応援していました。
まりんさんの暮らし、考え、行動にはあんまり余計なものがない気がします。
なんといっても、まりんさんの周りの人たちは、華美でないのに、すごく
素敵で、写真なのになんだかパワーをすごく感じます。
うまく表現できませんが、生きてるって感じが好きで、うらやましいです。すごく応援しています。旅行の際は気をつけてくださ~い☆
Commented by はるか at 2011-01-16 15:41 x
こんにちは。まりんさん山形からいつも勝手にブログ見させていただいてました。私もまりんさんと同じくフランスの私立の美術学校へ来年行こうと考えお金をためています。フランスへは前に1年行っていたこともあり、語学は少しできますが、不安になることもあります。まりんさんのブログ見ていていろいろ考えさせられたこともあり、勝手になのですがかなりまりんさんの言葉が私の中で大きいです。
私の自分で見てみないとわからないっていう考えで。。。。
でも、このモヤモヤはもう一度行かないと消せないようなきがして。
とにかく、まりんさんのブログまた楽しみにしています。
ありがとうございました。
Commented at 2015-09-14 13:19 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by picnic_marin at 2015-09-15 23:39
ちいまま様

コメントありがとうございます。
ついつい長文になってしまいました。

芸大生、素晴らしいですね。芸大はいつになっても私の憧れです。芸大もボザールにも入りたかったのに結局入れなかった、そんな私ですが…元ボザールの学生で外国人編入の面接官の経験もある友達が言っていた情報を少し書かせて頂きますね。少しでもお役に立てば。

ボザールの面接では、あまりフランス語が堪能でない外国人の場合、ポートフォリオ(過去の自分の作品ファイル)が全てだそうです。中国人や日本人の美大生は、面接に完璧なデッサンを持ってくるけれど、フランス人からするとそれは評価されないようです。最も大事なのが作品のコンセプトで、その作品を見て会話が広がるような、アイデアがある作品が一番評価されるそうです。

フランスの受験だと、デッサン力は重要ではなく、発想や思考なんですね。芸大四年生でしたら、そうゆうコンセプトやアイデアがある作品も既に作っていると思います。それを持って行き、自分の作品を話せるくらいのフランス語力があれば一番良いですね。

フランスは何と言っても芸術の国です。日本と違い、アーティストは職業として認められていて、みんなが大事にし、認めています。国からの補助金があったり、スーパーでレジ打ちしているような普通の人でも芸術を大事にしているのが、住んでみてわかります。是非、ボザールに入って色んな経験をして作品に生かして欲しいと思います。

完全に余談ですが…
私はフランスの受験には大事ではないという芸大生のデッサン力。これは本当に素晴らしいと思っています。以前、浪人7年して入学した学生の描いた、受験用のアスパラガスを観たことがありますが、人間の能力でここまで描けるんだ。という驚きと、本物以上の生き生きしたエネルギーが表現されていて、受験用だからコンセプトはそりゃないけれど、本当に感動しました。

長くなりました。
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