2011年 05月 20日
パリの手まわしオルガン
手回しオルガンの楽譜を作っている人のところへ行きたいんだ。
というので、わくわくで一緒にいってみることに。
アトリエは普通のアパートの中にあった。
、
手回しオルガンの楽譜を作ってるひとのところなんて
たぶん、友達が行きたいと言わなかったら
一生いかないだろう。
とても貴重な時間だった
手回しオルガンの楽譜を作っている
ピエールさん、と職人気質な方だけど、
心からやさしい、いい人だった。
大小様々な3台くらいの手回しオルガンで
色んな曲を演奏して聴かせてくれた。
これは一番小さいもの。
楽器自体がとっても可愛らしくて
何かが始まってくれそうな、雰囲気あるかわいい空気。
ちなみに、ピエールさんの奥にあるのはすべて
ピエールさんが作った楽譜、すごい量だ。
これは大きい手回しオルガン。
大きいのは小さい手回しオルガンとは同じ楽器とは思えないほど
迫力があった。
今でも覚えてる。かすれたような音、味のある
あのすばらしいオルガンの音。
演奏を聴いて、感動して涙ぐんでしまった。
手回しオルガンって、いくらくらいするものなのか聞いてみたが
ピエールさんは楽譜の職人なので、何も知らなかった。
自分の楽譜のできを試すためにかりてるだけ、と言ってた。
リヨン郊外に手回しオルガンのアトリエがあるそうだ。
おばあちゃんになったら、路上で手回しオルガンをちんたらまわしていたいな
それで楽譜はピエールさんにオーダするんだ。
そんなひとつの幸せな夢ができた。
でも、読ませていただき始めたのは随分まえ。
一時期、やめるとあって「お気に入り」から削除‥‥、
メールを出そうか、とためらっていました。
復活、とってもとっても嬉しいです。
そして、
とっても、内容が充実しててびっくり。
きっと、まりんさんが大きく成長したのでしょうね。
うおお!また、行ってきたのかー?そっか、この間パリのホテルにノート忘れたって行ってたもんね。あさちゃんに楽譜を使ってもらえたら、ピエールも、楽譜さん達もハッピーだろうなぁ。
偶然こちらにたどり着きました。
私が石巻までボランティアに出かけた時、道の駅「上品(じょうぼん)の里」で手回しオルガンの音が聞こえてきました。
通り過ぎようとした時その演奏にフッと心を奪われました。 手回しオルガンは、誰が回しても同じ音楽だと思っていたのですが、そうではありませんでした。
そこで迷惑とは知りながら根掘り葉掘り聞いてしまいました。
その方は芸大の声楽科でバッハのオラトリオを学んでいたところ、自分の才能に疑問を感じて心の病にかかってしまい、以来25年間路上で手回しオルガンを演奏して生活をしているとのことでした。
その方は中学の時から芸大の超有名な教授S.カンイチさんのレッスンを受けに石巻から通っていたそうです。
この震災で家が流されて家族バラバラの生活を強いられ、今はかろうじて残った物置を補修しながら一人で暮らしています。
しかしとても優しい方で、子供が通りかかるとすぐ演奏を止め、長風船で犬やウサギを作って嬉しそうに子供に渡すような方です。
石巻に行かれる機会がありましたら、是非立ち寄ってみて下さい。
初めてなのに長文失礼いたしました。
はじめまして(^^)
手回しオルガン素敵ですよね。あの手回しオルガンの味のある見た目以上に、まわしている演者の雰囲気はとても大事だとおもいます。
自分の才能に疑問を感じて心の病にかかってしまうのもわかります。芸大に入れるだけで一般の人からするとすごいことなのに、本当の天才を見ることになると、もうかなわないなって思ってしまうみたいですね。
なんだかうまい返信コメントが書けませんが、石巻にいく機会があったら是非手回しオルガンの演奏を聞きたいですね。