2011年 09月 25日
日舞とお裁縫
パントマイムの先輩から紹介して頂き、
週2、3回楽しんでお稽古しています。
私は腰が弱く、よく痛めていました。
普段の姿勢の悪さからきていると思います。
マイムをはじめてから、身体をずいぶん意識するようになり
だいぶましなりましたが。
もっと身体の使い方を学びたいのと、
先輩から日舞の話を聞いていたらすごい興味が湧きました。
日舞なんて観たこともなかった自分ですが、
稽古場へ通ううちに、どんどん日舞が好きになっている最近です。
といっても10年やってまだまだ、というような伝統ある世界。
まだ私は足を踏み入れる前の前みたいな素人です。
お稽古の時は、浴衣に足袋を履いて、扇子を持って踊ります。
まあ、踊るといいますか、とにかく初心者なので
扇子をしまう時逆に帯へつっこんでしまったり…
踊る以前のなんかもうひどいもんですが、
先生がとても良い方で、日本の文化からなにから
丁寧に教えてくださり、楽しいです。
踊る時に、袖を持つ基本のフリがあります。
自分は背が高く、腕も昔の人より長いため、
今の浴衣では袖がつんつるてんで持つことができません。
普通に浴衣を着る分には長くする必要はないそうですが、
踊り用だと袖が長いほうが良いみたいです。
そんなわけで、自分の浴衣の袖丈を
長くすることに挑戦してみました。
初めてやってみたので忘れないようにメモ
袖を出す前の状態
糸をほどいて身頃から袖を外します。
手縫いの着物はすぐほどいてお直しできるからいいですね。
袖と身頃側の縫い代をギリギリまで出します。
縫い代は1cm(袖山の部分)で大丈夫。
できました。
縫ったら必ずアイロンできせをかけ、縫い代は耳ぐけ。
ほんの少しですが袖が長くなったのわかりますか?
白い線が残ってるのが元の位置です。
あともう一つ
着物や浴衣を着る方へおすすめしたい物。
着付けの補正のためにウエストにつけるバスタオルです。
私は高校生の時、この補正バスタオルの大事さを
全然わかっていませんでした。
太ってみえるじゃん、暑いしと思って、ちゃんとつけていませんでした。
今になってやっと大事さがわかりました。
これをつけることにより、着物を着ていてだいぶ楽になります。
着崩れもなくなりますし、なにしろ全然苦しくありません。
着物を毎日着ている先生に教えてもらった
補正用バスタオルの作り方。簡単なのでおすすめです。
バスタオルを縦に三つ折りにします。
端っこを適当に祭り縫いします(写真の、ほんと適当な祭り縫い…)
真ん中に写真のように紐を縫い付けできあがり
真ん中に紐がつけるのは、タオルをウエストに巻き付ける時
すぐつけられて楽だからです。紐は肌襦袢を買った時にくっついてきた紐です。
使うバスタオルの素材が大事らしいですよ。
先生はたくさんのバスタオルを
補正用に試した結果、
高いバスタオルは分厚いからモコモコしすぎで
しっくりいかないそうで、
スーパーとかで売ってる安〜いタオルが一番良いそう。
本当は使い古して生地が薄くなっていると更によいそうです。
今度は肌襦袢を縫いたいなぁ、と思います。
ついでにもうひとつ最近縫ったもの〜。
8年前はじめて海外旅行へ行った時にイタリアで買った
キルティングクッションカバー
毎日使ってたので生地が薄くなってきて、
この前洗濯したらついに破けてしまいました。でもまだ使いたいので直すことに。
大きさはこのくらいかな。四辺をアイロンかけます。
破れた上に布を被せ、くけてできあがり。
買ってもよいのだけれど、自分で縫うと物に愛着がわくし
縫っている時間も、現代の生活から考えると逆に贅沢気もしますね。
ちなみに私は高校生の時、和裁専科の学校に通っていました。
高校卒業してから10年間、和服とは縁遠くなっていましたが
今こうして日舞という形で和服に再会できて、とても嬉しいです。