2012年 08月 09日
美味しいキッシュができるまで
めったに料理をしない彼女が「甥っ子が来るから」と言って、
初めて料理をした日がありました
その時作っていたのが、キッシュ・ロレーヌ
(過去の日記「らくだのカバン」に記しています よかったら見て下さい)
これを見れば解りますが
この時、キッシュってこんな簡単につくれるんだ、へ〜と思った自分
月日は流れ、先週のこと
パントマイムのパフォーマンスがあるので
若い皆の衆に何か持っていってあげようと思って冷蔵庫を見たら、
冷凍パイがずっと残っていたのと、更にじゃがいもが大量に
あと半端な生クリームがあったので…
これはキッシュが作れるかな?とふと急に思いつき
あのマリーフランスが作った感じで
夜中、かなり適当に作ってみました
ポーがアメリカから持って来た、直径30cm以上ある
でかすぎるタルト台(日本では規格外だよ…涙)を使いました
タルト台の上に解凍したパイシートを伸ばして型にひきます
薄くなってしまったのと、使い切りたかったので二枚重ねに
その上に、炒めた玉ねぎ、じゃがいも、ソーセージ、パセリをのせました
ボウルに、生クリーム、牛乳、卵、とろけるチーズ、
あと、すりおろしたグリエールチーズを混ぜて、型に流します
180度で40分くらい焼きました
(型がでか過ぎて網に入らず、やや斜めにして焼いています。涙)
焼き上がりました
非常に美味しそうですが、本当にこれであっているのか??
と思いつつ、余熱がとれたら冷蔵庫へ
猛暑なので、痛んだら大変だと思い
冷蔵庫から出したての冷えたタルトに保冷剤をのせて
持っていきました
当日
会場わきでふざけている写真、二年生のしのちゃんと
顔は真っ青ですが…とにかく暑くて暑くて大変だった日
どうでもいいですが、ひさーしぶりのこの衣装とメイク
カツラもなく地毛ですし、もはやクラウン(ピエロ)というか
コメディアンのメイクですな
あ、話がずれました!
まあ、とにかく私以外はみんな若くてお腹が空いていたので
すごい喜んで食べてくれました ありがたいことです
しかし、自分の率直な感想は、あれ?フランスで食べたのと
味が全然ちがうなぁ、と思いました
土台のパイが冷凍だったからか
特に底部分が、ベチョっとなってしまいました
よく考えたら、フランスの乳製品は美味しいから
そりゃ同じ物が作れる分けはないのですが…
でも、もっと美味しいキッシュが作りたい!!と思い
フレンチ系カフェで勤務するめーちゃんにお願いしてみました
さっそく昨日の夜、仕事帰りにうちに来てもらい教えて頂きました
何が必要か聞いたら
「とバターとチーズ、あと残りものの野菜あれば、すぐ出来るよ」
と、言っていました
めーちゃん、ほんと手際がよくて、毎日作っているのだなぁ、と関心しました
結局、ほとんど作ってくれました 笑
材料 (後で修正しました)
【生地】
薄力粉 250g
無塩バター 100g
塩 5g(有塩なら入れなくて良い)
卵 1個
場合によっては水を小さじ1くらい
【アパレイユ】
牛乳 150g
生クリーム 150g
卵2個
塩3g
こしょう 少々
グリエールチーズ
※今回はチーズはトップのみにしてもよいが、
アパレイユにパルメザンなどを混ぜ込んでもおいしいそうです
【具材】
玉ねぎ 2個
ベーコン、バター
マッシュルーム 8個
ジャガイモ 1個
パセリ、バジル 少し
まずタルト台になる生地を作ります
型が大きすぎるので新しく22cm型を買いました
フッ素加工の物と迷いましたが、店員さんに相談してブリキのにしました
小麦粉の中に、冷蔵庫から出したばかりのバターを角切りにしていれる
指でバターを潰して、さらさらの粉になるまで指先を使い馴染ませる
そこに卵を落として生地をひとつにまとめていく
パン生地を練る感じとは違くて、折り畳んでいる感じ
ひとつにまとまったら、ラップに生地を包んで30分くらい寝かせる
この間に中にいれる具を準備しておきます
寝かせた生地を伸ばしていきます
タルト台に合うサイズにします(この時、タルト台は22cmを使いました)
フォークで穴をぽつぽつ開けます
重しをのせて、生地だけ180度のオーブンで15〜20分くらい焼きます
最初作ったとき、この行程を省いていたので
なるほど〜!ホントはこういう事をするんだ!思いました
これで生地がしっかり、ぐちゃってならないんですね!
焼けました、少しこんがりくらいです
タルトの中身(アパレイユ)を作ります
牛乳、生クリーム、卵、塩、こしょう
を入れて混ぜます
◆ワンポイントメモですが
よく料理本に3gとありますが、私は今まで、ひとつまみくらいだろう
と思って、適当に入れていましたが
めーちゃんに「3gって計ってみるとけっこうあったりするから
計った方がいいよ」と言われました なるほど〜
炒めたタマネギを最初にのせます
(できたあら飴色になるまで炒めたほうが美味しいそうです)
今回、量が少な過ぎました、玉ねぎ2個くらい炒めてもよかったかも
ゆでたじゃがいもをのせます
フライパンで炒めたベーコン、マッシュルームは生のままスライスしたのをのせます
ベーコンは、油ひかずに炒めた後(油がでてくる)
最後に、バターをいれて風味づけします
パセリ、バジルをのせます
既にこの時点で美味しそうです…
今回は、うちの家にあった材料から作りました
なので、中に入れる具はなんでもいいそうです
本来キッシュなんてフランスのお母さんが残り物で作るようなものなので
美味しそうならなんでもいいそうですよ
中身を流して、最後にグリエールチーズをたっぷりすりおろします
(めーちゃんによると、これはアパレイユが少なかったようです
もっと、タルト生地ぎりぎりのこんもりするくらいの量が良いそうです)
180度で30〜45分くらい焼きます
オーブンによるので、しょっちゅう中を見て調節したほうがいいですね
この子がめーちゃんです、パリでも一緒でした
飲み屋のおばさんには「あの子はさ、何人なんだ?」と毎回聞かれます
ただの飲んべえだけれど、とにかく料理と食に情熱がある
元バックパッカーのアクティブな女の子です
明るくて明るくて、湿気1%でも飛んでくほど明るくて、本当にうらやましい
そんなめーちゃんに教えてもらい、無事できました
写真が悪くて美味しそうに見えないかもですが、すごかったです
焼き上がった瞬間、こんなのが作れるなんてすごい!!
尊敬する!!私も作れるようになりたい!と叫びました 笑
焼き上がってしばらくしてから切ってみました
フランスを思い出す、美味しいキッシュができました
前回作ったときより、何倍も美味しかったです
めーちゃん的には、これはアパレイユが焼けきれていないそうです
私にはあまり気になりませんでした
まあ、飲みながら作っていたので、いろいろ細かいことは適当でした
この作り方を覚えて、次回フランスに行ったとき、
フランスのスーパーの材料で作ってみようと思います
魚もそうですが、やはりなんでもコツがあるんですね、
とても勉強になりました
めーちゃん、どうもありがとうございました
キッシュ焼き上がったころにかとちゃんも来て
明太子のパスタを作ってもらいました
料理人が友達って幸せです、みんなありがとうございます
この世で一番うまいと思うかとちゃんの明太子パスタの材料
明太子
イカ(刺身用)、または炒めたしめじ
昆布茶
塩
白こしょう
ここに茹でたパスタを入れて合えるだけ
しそ、刻み海苔、レモン汁、をかけて出来上がり
でもなんか同じにはならないんですよね
なんでだろうね
私はしょうがのシュフォンケーキ作りました
今回はちょっと焼きすぎちゃいましたね シュフォンケーキって難しい
今までで納得いった焼き具合は1回しかない…涙