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ワインエキスポレポート

前回の記事、サンディエゴからボルドーの続きです。

ボルドーにはワインエキスポのために来ていて、4泊しました。


さて、ワインエキスポのレポートです。
今回は無駄に長いので、ワインが好きな方だけ読んで頂ければと思います。


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ホテルの前には、ラベンダーがびっしり咲いていました。
出る前にいつも手でさわさわします。手は良い香りでいっぱいです。


ホテルは、ETAPというフランスのチェーン系の格安ホテルです。
なんだかユースホステルのような雰囲気。
でも、自分はなぜかとても落ち着くのでした。


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朝ご飯たべる場所。
前日の夜にボルドーに着いたばかりなので、久々のフランス飯。


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おいしそうなフランスパン、たっぷり。

同じ格安ホテルでも、
アメリカのモーテルの朝ご飯はなんだか科学的でしたが→その時の日記
フランスはどこでも、パン、ミルク、バターは変わらず美味しい気がします。

食文化の違いなんでしょうね。


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ミルクも温めて置いてあるので、美味しいカフェオレが飲めました。
子供はショコラショー(ココア)を自分で作ってて、とても可愛かった。




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ワインエキスポの期間中、無料のシャトルバスが町中を走っています。
そのバス停がホテルからすぐの所にあったので
ほぼ毎日これにのって向かいました。

といっても、フランスなので…
時間通りにうまく動けることなんてほとんどないですから
時刻表は期待しないでゆっくり、ゆっくり。




会場は、ありえないくらいデカイです。
幕張メッセを超える規模にびっくりです。


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この巨大な箱のような建物すべて、展示場です。

長すぎて、奥が見えてませんが、ここに所狭しとワインのブースが入っています。
プラス、他のホールもまだあるんです。すごい規模!
端から端まで歩くのに大変な距離でして、へとへとになります。



ボルドーのワインエキスポは、世界最大規模のワインの展示会なので
いろんな国のワインが出展されています。
でも、ホームグラウンドのフランスワインが一番多かったです。


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この真っ赤なのが受付です。

予約している名前を言い、バッチを受けとります。
バッチにはバーコードが印刷されていて、入るたびレジみたいのに通します。


今回自分はありがたいことに招待でした。通常はたしか50ユーロかかります。
一般の人も入れると思いますが、きている方々のほとんどが
インポーター、その他関係者のようです。



さて、ワインのテイスティングというのは、何かというと、ワインを口に含んで
味を見るだけで、飲まないんです。だから酔っぱらうことがないです。

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ワインの味を確かめた後、この黒い容器に吐き出します。

前の記事にもかきましたがそんな事を気になるブースごとに何十回と
午前中から夕方までやります。なので後半かなりぐったり。
もうワインはしばらくはいらない〜という感じに。

午後には、歯と、舌が、色素沈着で紫色になってます。涙
夜のハミガキは絶対しないと大変なことになりそうでした。


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こちらは中にあるインフォメーション。
日本では絶対考えないような色彩の組み合わせを使っていて
見ていておもしろかったです。


今回、ワインのテイスティングがメインでしたが
各ブースのデザインがそれぞれ凝っていて、見応えがありました。


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車をブース内にディスプレイして、ピクニック風なブース。



プロヴァンスのロゼ専門のワインショップのブース。

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ボトルがフリーに置いてあって、自分でグラスについで試飲します。


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木の壁を白ペンキで塗ってあり、爽やかなイメージ。




おもしろいアイディアのワイナリーがありました。
毎年違うイラストレーターに頼んで、家族をイラストに描いてもらい
それをその年のラベルにしているんですって。

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たとえばこのボトル。

f0046982_0164843.jpgこの人です。
あら、似てる!


自分たち家族が大好きなんだな〜という
温かい感じがして、素敵でした。



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ワインが壁にささっています。ユニークですね。

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こちらは、目が覚めるほどのオレンジ一色。


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ぶどう色の?じゅうたんが広がるブース。かわいい。


ワイン以外にも、リキュール、ブランデー、ウィスキーも出展があります。
日本からの出展では、お酒が6社合同で出展していました!


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フランスのシロップ、MONINのブース。

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全種類ずら〜と揃って並んでいました。
絵の具みたいでカラフルできれいです。



有名どころのメーカーは、豪華なブースでどーんと大きく構えていました。
そういうとこの出展は、もっとシェアを広げたい、というより、
とりあえずワインエキスポ顔だしてるよ。という感じで
広告のために出しているように見受けられました。



これは一番小さなタイプのブース。


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私達はこういった小さなワイナリーばかり試飲してました。


裏事情ですが、このくらい小さいブースでも
出展するのに120万くらいはかかるそうです。
もっと色んな人へ知ってもらい、ワインを注文してもらうために
頑張って出展しているワイナリーがたくさんいました。


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ちょっとマニアックで疲れますね。すいません。
メモしたくて、つらつらと書いています。



ちなみに私はワインオタクではないことが今回のエキスポでよくわかりました。
朝から夕方まで、ずっとテイスティングするのが本当に大変でした。

終わってから夕食時に飲んだビールが本当に美味しかったです ! …汗

ワインは好きだけど、手頃で美味しければなんでもいいと思う。
というのが、結局のところ、一番思った所でしょうか。




ちょっと休憩です。 食事の話。


会場内にオイスターバー発見!!


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牡蠣に目がない私は時間が空いた隙にひとりで行って食べにいきました。


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となりの港で採れたものだそうです。

フランス人は牡蠣を食べる時、
酸味のあるドイツパンにバターを軽く塗ったものと食べることが多いです。

日本人なら醤油があれば最高だ!と言いたいところですが
フランスの牡蠣なのでおとなしく仏風で食べます。

ワイン以外のものを口に入れる瞬間のうれしいこと。
こういった屋台だと、日本よりだいぶ安値でたべれました。


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太ったおじさん達が、とにかく牡蠣をむき続けて頑張っておりました。
威勢良く「いらっしゃーい!」と叫んでいます。



オイスターバー以外にも、会場の中にはレストランがたくさんありました。
違う日、イタリアンレストランでも食べました。


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特設テントの下にテーブルが並べられて、簡易レストランになっています。
風が涼しくてなんて気持ちいいこと。


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アンティパスト。豆の辛いもの、クスクスサラダ、一口ガスパチョ


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豆のすりつぶしたのが入った太麺パスタ。ボローニャ風でしょうか。
にんにくがきいてて美味しかった。


しかし、どのレストランも、エキスポ価格でだいぶ高いので、
多くの人フランスはバケットにハムとチーズをはさんだだけの
サンドイッチなどもってきて、もぐもぐ食べてました。
次の日からは私達もそうしてました。




さて、ワインの話に戻ります。


勉強のためにいろんな国のワインが飲めたのが面白かったです。

特に興味深かったのは、モルダヴィアという国のワイン、初めて飲みました。
モルダヴィアはルーマニアの隣の国で、東ヨーロッパです。


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ラベルの花柄は可愛らしく、ロゼの色も華やかで、味も優しい感じで好きでした。


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少し濁ったような感じがまたいいですね。濁ってるのは最後にフィルターかけてないからです。


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これは中国軍のサインが入った贈り物のためのワインだそうです。



話がすこしずれますが、文化の違いを書きます。


日本には物を送る文化が今も色濃くありますが、
欧米は日本ほど、そういった文化はありません。(人によりますが)

例えばホームスティでこれからお世話になるファミリーに
手みやげを持っていくと、びっくりされるそうです。

でも、物をもらって嬉しいのは万国共通だと思うので
私は未だによく物を贈ります。



お隣の国、中国は、ビジネスの際も頻繁に贈り物をするそうで
会社に訪問する時に何か持っていく文化があるそうです。

そういう時、ワインを持って行くとカッコいい上に、大変喜ばれるそうで、
とても需要があるそうです。
そのためのワインビジネスを開いている日本人の方にも出逢ったくらいです。



今回、ワインエキスポの会場には中国人の方々がとても多かったです。

中国語でも案内が書いてあったり、
期間中やっているいくつかのイベントの中に
「中国人が好む品種はどんなものか勉強するセミナー」もあったくらいです。

これから中国が盛り上がってくるのだなぁー! とつくづく思いました。


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中国にワインをインポートしている日本人の方に興味深いことを聞きました。

中国では、チリなどの南米系ワインより、
高級なイメージを持たれている
フランスやイタリアワインが人気だそうです。


ワインを飲む時、グラスには、なみなみとたっぷりついで飲むそうです。
きっと、豊富感が重要なのかな、と思います。

ワインの香りとか味より、相手に良いお酒をたくさん飲んで欲しい。
というその気持ちの問題が大事なのでしょうね。

あと、アルコール度数が高いかどうかが大事だそうです。
なので必然的に白はほとんど売れなくて、
ボルドーの濃いカベルネ・フランとかメルローを多く輸入するそうです。

と言っても、中国は広いので、そんなの土地それぞれ違うとは思いますが
なんだかその違いは昔の日本の様で、興味深いことです。


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うんちくを語るつもりはないですが…
ワインエキスポに行ってみて、日本とワインの関係で
気がついた事、感じた事をメモしたいので、ちょっと書きます。


日本でフランスワインというと、今だにカッコつけたイメージや、価格が高い、
そして、わかりずらい、難しい。といったイメージがあると思います。

そういうイメージがあるのは、
やっぱり値段の違いからくるのかな。と思います。


フランスではワインは水より安い、とまではいきませんが
とても手頃な価格で購入できるので
こちらの人にとっては、とても身近なんだな、と思います。

ワイナリー直売だと、ワイン一本2ユーロ(270円位)からでも
とっても美味しいのを買う事ができます。
(スーパーで1ユーロのてのもあります。なかなかのものです。)


ちなみに、ワイナリーの農家の方々は、とても素朴な生活をしていて
懸命に仕事を頑張っています。日本の米農家を思い出します。


最近、少し知識を得て、フランスワインが日本では手が届きにくい値段なのは
しょうがなことなんだな、というのを理解しました。
ちょっと簡単に説明します。


日本列島は、ワインが育つどの場所からも、遠いのです。
すべてはそれです。


例えば
フランスから日本まで船でどの程度かかるでしょうか ?
約1ヶ月〜2ヶ月かかるそうです。

渡航中、赤道を2回通過したりするので、その温度差を管理するのは
とても手間とお金がかかります。

そして日本に着いてからは税関が、一本170円(たぶん)かかり、
狭くて湿気の多い日本の敷地では、在庫を置く場所代がとてもかかります。

レストランに並ぶワインメニューは、その時点の仕入れ値から
約3倍になります …な、なるほど〜。


考えてみれば、どんな業界もあたりまえの仕組みですが
そんなこんなで、私達の手元に着くまでは、とても高くなってしまうのですね。


ちなみに、アメリカの場合、
フランスからの距離が近いし、土地も広いし、気温も良いので
フランスワインもだいぶ安値で飲む事ができるんですね。


それでもワイン愛好家がたくさんいる日本 !
一番良いのはフランスにくればいいですね(^^;)
やはり現地の物は現地で飲むのが一番美味しい、ということなんですね。


長野などの国産ワインも、今大変興味深いです。
なんせ国内ですから、美味しく飲めるはずです。


なんだか何が言いたいか自分でもよくわからなくなりましたが、
ワインのちょっとした裏事情でした。


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とにかく濃い〜4日間で情報がありすぎて、全然整理できてませんが
とりあえず、こんな感じでした。(どんな感じだよ?)

全部読んでくれた方、ありがとうございます。
長かったですね。お疲れさまでした…。
Commented by iwao-icaco at 2011-06-28 11:03
まりんちゃん。ものすごいレポートがんばったねぇ!素晴らしいよぉ!ちゃまも、偉い偉いって感心中。知らない事もありました。いっぱい知って、感じて、調べて、教えてくれてありがとう!ちゃまが、「凄く良い仕事してるから、もっともっと、深く知識を身につけたら素晴らしいね。」って言ってます。がんばったご褒美に、探究心素晴らしい方のワインの本を、ギフトすると、申しています笑。
Commented by ゆみ at 2011-06-29 18:11 x
こんにちは!ゆみといいます。ちょこちょこ覗きにきています^^
以前のブログ休止から復活し、またまりんさんの言葉を聞けて(見れて?かな)嬉しいです*
語り方が優しくて自然で、得たことを素直に外に広げられるのが凄いなあと思います。内容もささやかなことも大事に綴られていて、それが楽しみなんです^^
また遊びに来ます!ペコリ
Commented by picnic_marin at 2011-06-30 00:55
いわおちゃん
どうもありがと〜。ちゃまに会った事ないけど、ちゃまに褒められるとやたら嬉しいです。笑。もちろんいかちゃんにも。
自分は知識が浅く広くになりがちなので、いろいろ中途半端なことたくさんありますが(^^;)ワインはもっと勉強したいと思ってるよ。
でもさーもう品種とかいろいろありすぎて、基本が全然整理されてないよ。本も頂けたら大変ありがたい限りです。涙
今日日本に帰ったので、ちょっと落ち着いたら鎌倉へ行くね。またメールするよ。
Commented by picnic_marin at 2011-06-30 00:59
ゆみさん
こんにちは ! 読む人がいたらそう読んでもらえたらいいな。と思って、なるべくわかりやすく書いているので、そう言ってもらえて、わたしはとても嬉しいです。でも書いている自分の頭が一番整理されるので、自分のためにもなってるんですよ。見てくれてどうもありがとうございます。ぺこり
by picnic_marin | 2011-06-28 03:14 | 2011【FR】ボルドー | Comments(4)

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by picnic_marin