2013年 01月 07日
観た映画メモ(2013年)
出演者に好きな人も特にいなかったのだけど、かなり笑った。小道具に無駄にお金がかかってるとこが一番好きだった。雨の音は確かに安心するので、今度雨が降っていて暇な時に自分も録音して部屋でかけようと思った。
2 ありあまるごちそう Food,ink
すごかった。難しいことはなく映像だけで理解、考えさせられた。
絶対観た方がいい映画だと確実に言える。知らないことだらけの真実を知れた。
日本の食品の約7割は世界から輸入している。年間5800万トンの食糧を輸入しながら、その3分の1を捨てている。それは世界一の消費大国アメリカを上回っていて、廃棄量は3000万人分の年間食料に匹敵しているという…
そして、世界では一日あたり10万人が飢餓で死んでいる。そんな事実、こんないい歳して初めて知った、そんな事も知らずに豊かに生きている自分は恥ずかしいと思った。 映画直後に信用できる友人からWFP(国連)という機関を教えてもらい、母子栄養支援枠の毎月の寄付に登録した。それくらい自分にとってすごい影響力があったDVDだった。
3 がんばっぺフラガール〜フクシマに生きる。彼女たちのいま〜
3.11の直後から営業再開までの数ヶ月間を追ったドキュメンタリー。フラガールのダンサー達は全国150箇所をまわって踊り続けたことを映画で知った。ハワイアンセンターの社員たち、ダンサー達、それに関わる周りの人々の、なんとかするしかないんだ。という強さに感動した。ダンサーとして活躍する女の子のひとりは第一原発事故がおこった広野市の住民。事故後は宇宙服のような服を着て実家に戻る。どれだけ辛い気持ちか私には想像もつかないが、明るくずっと笑っていて湿っぽさがみじんもない。いわき市、広野市の人々の強さ。ハワイアンセンターが再開した日のフラガール達のダンスは泣いてしまった。被災した人達の現状がフラガールを通して知れて、見やすくてよくできていると思った。
4 人のセックスを笑うな
これ観るのは二回目。古い家が出て来て、美術専門の話なので、とても好きな映画。前に観た時より、美術セットに目がいった。好きな部屋。
5 ファーストポディション
渋谷のル・シネマで観た。予告編を観たときからずっと早くみたいな、と思っていた映画。世界最高峰のバレエ・コンクールに挑む9歳〜19歳の6人を追っている映像がすごい。6人のバックグラウンドはそれぞれ全く違うのがまた面白かった。印象的だったのは、内戦で両親を失い4歳でアメリカ人の養子になった黒人の女の子
バレリーナでは珍しい黒い肌、そして皮膚の斑点、筋肉質の身体などハンデがあるけれど、優しい両親に育てられた彼女の踊りはものすごい魅力的でしょうがなかった。バレエにかかる資金の事、怪我のリスクが高い事、などリアルな事が知れたり、親たちが子供にかける愛情がたくさんあることも知れた。子供が夢に向かって努力する姿には本当に心を打たれる。この映画を見て、人生の一番の失敗というは、やらなかった事なんだな、と思った。あと、練習は裏切らない、と思った。
久しぶりにこんな面白いドキュメンタリーを観た。