2015年 08月 20日
浴衣のお誂え
私は背が高いので、頂いた浴衣や既製品の浴衣だと裄などが足りなくて、おはしょりも無くて…つんつるてんになってしまうんですよね。
踊りの動作の中で、袖口を掴む動きがよくあるのですが、いつも掴むのができなくて困っていました。今年こそお仕立てしよう!と思い
前から気になっていた浅草橋のえりちゃん家の近くの呉服屋さんに勇気を持って入ってみましたよ。
この道60年のご夫婦。
奥様はおしゃれでとってもチャーミング。
亭主は優しい人柄で、奥さんが大好きだそうです。
最初に伺った時に、お店で一緒に撮らせて頂いた写真です。
奥に長い店構えが、いかにも昔の建築というか…歴史を感じます。
二人ともおしゃべりが大好きで、呉服のことは関係なく延々お喋り。でも良いサービスってこういうことだな、と勉強になるほど、感じがいいお二人。
大型の呉服屋さんは、押し売りが怖くて入ることもできませんが、こういう下町の呉服屋さんって、販売の仕方がまるで違う。ごく自然なんです。
自分のお財布に無理のない、正に身の丈に合った買い物ができて、本当に気に入った反物を見つけることができました。
浅草橋辺りも呉服屋さん、かなりなくなったそうですが…こういう良いお店はどうか頑張って続けて欲しい、と心から願います。
奥さんが生けた生花。季節を感じられて素敵。おもてなし、ですね。
仕立てあがった私の浴衣。
身体にぴったりの浴衣って、本当に気持ちいいです。着崩れも少なくなって、仕立てて本当によかった。
浴衣は綿ですし、洗濯機で簡単に洗えるので気軽に着れますね。
早速たくさん着ています。写真は恵比寿の盆踊り大会で、チムニーと。
以前より動きやすくなった気がして、日舞の稽古にもより力が入ります。
東京、楽しい!
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蒸し暑い夏は重宝しますね。
おあつらえなら、なおさらいいですね。
私は母の形見の浴衣一着を
京都経由で東北の震災時に差し上げました。
あと一着は
今も大事に着ています。
小柄な母と大柄な私は、裄がちがいますが(泣)
まあ、ええかぁ~
そう言っていただけて嬉しいです。蒸し暑い夏、浴衣は涼しいですよね。踊りでは良くないかもですが、裄が違う浴衣は生活する分には便利な気がしますよ。七分袖みたいで何か作業する時に袖が汚れないし動きやすいと思います(^^)それにお母さんの形見ならなおさら大事に着たいですよね。素敵ですね。