参考になれば幸いですが、入院期間、それぞれの疾患、年代、個人の価値観で優先順位が違うと思うので、あくまで私の場合です!
1週間以内の入院ならここまで用意周到にしなくて良いかも。
【骨折プロ情報】
下肢の疾患、食事制限なし、寝たきり期あり、約3ヶ月の入院経験あり(今回は2週間の入院)、30代女性、ADHD(聴覚過敏)。
入院時に必要なもの
■ポケットwifi
一番必要なアイテム。入院生活でネット環境が無いとかほんと無理です。ずっと映画を観るので、一日あたり通信量無制限の物を。よく確認してからレンタルしないと途中で制限かかっちゃう。
■ノートパソコンかタブレット
映画を見たり、ブログ書いたり、本読んだり。これも無いと入院生活むりだわ。
■時計
病室ってなぜか時計がない。ずっとベッドにいると、時間感覚無くなるから、私はあったほうが何か安心する。時計やカレンダー置いてる患者も多い。人によって家族やペットの写真、孫の絵かざったり。自分の物があると落ち着く。
■映画配信サービス、音楽サービスに加入
あまり知られていないが、ほとんどの病院のTVは有料。1000時間1000円もするテレビカードを購入しないと見れないようになってる。何だか古い民宿宿の変なシステムが現代まで残ってしまった感じである…。
私はあまりTVを見ないのもあって、全部ネット頼り。(ちなみに今回契約してるのが、Netflix月額800円、amazonプライム月額500円、Applle music月額980円。)
■イヤホン
横になっても見れるように長さがある物が良い。私はワイヤレスイヤホンを使用。
相部屋に入院してから、はじめて他人の生活音ってこんなに気になるものなんだと知った。知りたくない個人情報や、食べる音、ため息。手術前の患者は座薬だの浣腸いれますねーなど普通に聞こえるし。笑
私は雑音を拾い過ぎて、色々想像して疲れたり、頭が混乱してストレスになるタイプなので、病室ではほぼ一日中イヤホンか耳栓をしている。
■耳栓
相部屋でいびきがうるさい人がいる場合は不眠確定である。また、手術直後にICU、HCUに行く事になる場合、電子音が鳴り続け、看護師さんの忙しそうな足音の中眠らないといけないのだ。
■ウェットティッシュ
ずっとベットにいるし、特に寝たきりの人は簡単に手を洗いにいけない状態なので、すごいよく使う。顔や手を拭いたり、テーブル拭いたり、食事中つかったり。
■パジャマ、部屋着
病院側で有料のパジャマレンタルがあり、ほとんどの患者はそれを使ってる。今回は自分の服を持参。レンタルパジャマはノリが効きすぎてて嫌なのと、病院にランドリールームがあるので。自分の服のが気持ち的に落ち着くので良いかも。
■下着
レンタルができないので必要。緊急入院の方は身内に持って来てもらうか、amazonで注文。でもパジャマレンタルしてるなら毎日変えてもらうし、パンツ要らないかも。(私は最初の入院では下着持ってないしノーパン生活だった)
■シャンプー、リンス、ボディソープ
病院側で用意がないので持っていく。寝たきり期は看護師さんに身体を拭いてもらった後、陰部洗浄もしてもらうのだが、泡が出るタイプのボディソープがこちらも助かりますって看護師さんが言ってた。
■歯ブラシ
旅行用のケースでセットになってるやつがおすすめ。
■プラスチックのコップ
寝たきり期は、ベット上で歯磨きするのでコップもいる。起き上がってはいけないひと、下を向けない人(脊髄系とか)は曲がるストローも必要。すいのみや、吐き出し用の容器は病院が貸してくれる。
■ブラシ、鏡
週に数回しかシャワーができない病院や、寝たきり期がある場合は、絶対あったほうがいい。洗髪できない事で髪の毛が抜けたり、痒いし、超梳かしたくなる。救急入院した際まず友達に頼んだ買い物は、ブラシ、鏡、クリームだった。
■自分の好きな香り
ずっとベット上、または入院フロアから移動できないので、香りで一瞬でも別の世界トリップできると嬉しい。私は入院前に友達がくれたイソップの保湿液とクリームがほんといい匂いで気分があがるよ。
■乾燥対策の保湿化粧品、リップクリーム
病院は高齢者が冷えないよう室温が高めに設定されており、めちゃくちゃ乾燥する。飛行機内くらい乾燥すると思っといた方がいい。(救急入院後の数日間は何もつけてなくて干からびてた。)
夜眠る時に、濡らしたタオルをベット横にひっかけておくと保湿になるので、移動できるようになってからは、いつもそうしてた。朝にはカラッカラに乾いてる。
■コットンと拭き取り化粧水
寝たきり期は顔を洗いに行けないので、目ヤニとかガビガビなままだったりする。顔を拭き取れるような保湿タイプのウェットシートでもいいし、コットンと化粧水とか、なんか顔を拭き取れるものを用意した方がいい。さっぱりできてすごい気持ちいい。
■爪切り、かみそり、毛抜き、綿棒
意外に伸びてくる爪と眉毛。ずっとスッピンだからか、顔の産毛も意外と気になる。
■病院内で使うバッグ、
洗濯物を入れる大きいバッグ、と歩けるようになった時使う小さめバッグ。シャワーに行く時とか、電話をしに行く時など、けっこう使う。
■洗濯洗剤
ランドリー使用する人は。病院で売ってたりするけど割高。
■生理用品
病院で買えないので忘れないように。前の寝たきり期で生理だった時期、紙おむつの中にナフキン、という謎の二重構造だった。尿はカテーテルへ、血はナフキンへ。という感じなのだろう。
■院内スリッパ
病院では、床は不衛生ですよ感 がすごいので、スリッパは必ず必要。私は台湾旅行帰りで事故ってるので、お土産に買ったチャイナシューズが院内スリッパとなった。
■文庫本
本は荷物になるので私はたくさん持っていかないほう。読み終わったら荷物になるだけだし、文庫本を数冊がおすすめ。
■電気毛布
気温の高い病院でも、真冬で窓際で冷え性で、動かないわけで寒い事もある。私はリハビリ期病院の部屋が寒かったので、病院が電気毛布を貸してくれたのだが、白髪がたくさんついてて気持ち悪くなって、自分でネット購入した。電気毛布って乾燥するけど、気持ちがほっとするのね。入院生活が快適になったよ。今回も一応持って来たけど、寒くないので使ってない。
食品関係
■調味料
病院食が美味しい場合は、こんなに調味料は必要ないかと(今の病院はそう)。しかし不味い場合は超重要であり、回復状態にまで及ぶのではないかと私は思ってる。
【しょっぱい、スパイシー、脂っこい、甘い物】
これらはほぼ出てこないので、補う調味料を!そしてどの病院も白米だけは大量に出てくるので白米を美味しく食べる食品を。
私が今回持って来てるのは…
■なめ茸、ザーサイ、ごま油、石垣島ラー油、醤油、マヨネーズ、岩塩、海苔、(撮り忘れたけど)お酢。
今回冷蔵庫がないので持参していないがあれば、
■生卵、納豆、明太子、すじこ、塩辛、漬物、チャーシューとか。
■使用例
これは今日の晩ご飯で十分美味しいけど、パンチがないのでちょっと足したりする。
マーボー豆腐→石垣島ラー油
春雨サラダ→酢と塩、
スープ→塩とごま油
米→ザーサイと食べる。
これは元が美味しいから改善が可能だが、マズ過ぎる場合は修正しようがない。魚がパサパサすぎる、肉が火入れし過ぎで硬い、など...。そういった場合は毎日生卵ご飯でやり過ごすしかない。(白飯に生卵+ごま油+塩とか変化もできる)。
入院友達の噂では、ある国立病院は囚人かな?と思うくらい不味いそうだ。うー恐ろしい…。私が前にいた有名私立の大学病院も相当ひどかったけど…。今までの経験上、病院の規模が小さければ小さいほど、美味しい気がするな。
マズい病院食で回復するってほんとにしんどい。なのにコロナ禍でお見舞いで差し入れや買い物も頼めないし。大変な時期である。
■インスタントコーヒー+コップか水筒
熱湯がもらえる病院の場合に限るが、普段からコーヒー飲む人はカフェイン摂取するだけでも気分落ち着くと思う。入院中、コーヒーはまず出てこないので。
緊急入院の場合
緊急搬送された時は、何にも持ってなかったけど(健康保険所さえ持ってなかった)、入院はできた。家族が遠方にいる一人暮らしの緊急入院というのは、まー大変だが何とかなる。
入院した当日は、歯ブラシセットとコップを看護師さんに買って来てもらい、あとはお見舞いに来てくれた友人に洗面用具や爪切り、食品など頼んだりして。
10日後くらいに家から荷物を送ってもらい(ペットシッターさんに頼んだ)、なんとか入院生活ができた感じ。
今はコロナ禍でお見舞い禁止だから大変だなー。全部ネット注文に頼るしかないね。
化粧、マニキュア、は入院中禁止
■化粧
顔の色や唇の色を見て体調を判断するので、禁止だそうな。眉毛くらいなら大丈夫なんじゃないかな。入院中化粧してる女性は見たことないけど。
でも、回復期リハビリ病院ではネイルも口紅もバッチリしてるおばあちゃんはけっこういて、それがとても可愛かった。
■マニキュア
「必ず取ってきてください。」と入院前に言われるくらい禁止な雰囲気。毎日計測が必要な酸素計が正確に反応しないのと、手術中は看護師さんに聞いたらチアノーゼ(青紫色)状態になるらしく、爪の色をみるのはとても大事らしい。
救急で運ばれた際、私は手も足もジェルネイルをしてて、看護師さんに除光液で落としていいですか?と聞かれた。「ジェルなので除光液では落ちないんですよね…」って言ったら困ってたけど、結局酸素計は反応して看護師さんも「なんだ測れるねー」と言ってた。
おまけ・入院に要らないもの
■恥じらう心
看護師さんってなぜか美人が多いので、特に男性は恥ずかしいでしょう。でも恥ずかしがられてる方の身になってみて。医療関係者は、患者の患部や痛み、体調、排泄回数などには興味があるが、患者の裸には一ミリも興味がない。自分はまな板の上の魚のようなもんであり、人じゃなくて、人体なんだと思うようにしてる。手術では尿道にカテーテル入れられるし、素っ裸だし、寝たきり期は看護師さんに陰部洗浄までしてもらうのだ。感謝の気持ちでいこう。
■注射への恐怖心
私も痛いのは嫌だけど、看護師さんに迷惑かけたくないので我慢するしかない。
入院中は、ほぼ毎日注射。手術前後となると、血液検査、点滴、血栓症防止、などなど、一日中ぶすぶす刺される。もう仕方がない。
今ちょうど同室の若い女性が「怖いです、注射、あと30分待ってもらっていいですか?」とグズグズ拒んでるが、山ほど仕事を抱えてる看護師からしたら、ほんと仕事の邪魔でしかないだろうな…とつくづく思う。
伝えたい事があり過ぎて、長くなりました!笑
参考になると幸いです〜。